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テレビ番組を持った話

こんにちは!節約したい大学生向けのブログを運営している

おてとも
おてとも
22卒、地方住みで大学3年の「たかとも」といいます!

久しぶりのブログ投稿の内容は、宮城県気仙沼市で
テレビ番組を持つことになった!!なんで?どんな感じに?

今日はこういったテーマについての記事です。

…個人的に嬉しかったことですので、ブログで共有するのですが。
あまり僕を知らない方からすると上の空な話かと思いますので、
今回の記事では僕が大学で

何を学んでいるのか
どう言った経緯でテレビ番組を持つことになったのか

これらを交えて、テレビ番組を持つに至った流れまでを
なるべく詳しくお伝えしていきます!

コミュニティデザイン学科で学んでいること

「地域が持続するための仕組みと人をつくる」
というビジョンを住民主体で達成するための手法や教養を、
実践型学習で学んでいく−。すごくざっくりいうとこんな感じの学科。

おてとも
おてとも
まちづくり関係の地域密着型学科ってところ!

今日本の地域では、
人口減少、少子高齢化、過疎化、担い手不足など、人口の都市集中など…
どの自治体も超えなくてはならないピンチに直面しています。

このまま都市集中型社会が続けば国は滅びてしまう、そうAIは予測しました。
学科が理想的な未来とは「地方分散型」である、と仮説をたて、
地域課題を「人と人とのつながりの力」で解決に導く手法を
未来を担う若者たちに学ばせ、貢献できる人材を育てる。

そういったことを謳っている、
とっても魅力的な学科に僕は在学しています。

では人と人とのつながりって、どのように生み出すのか 、
どうすれば化学反応を起こせるのか、良いサイクルに持ち込めるのか…。

その問いに、僕たちは多角的な方面からアプローチしています。
それらを大きく分けると「スキル面」と「教養面」ですね。

 

スキル面

合意形成の手法を学ぶ、ファシリテーション能力をつける、ワークショップデザインスキル、グラフィックレコーディングスキル、動画編集スキル、画像編集スキルなど

そういった普遍的なスキルを蓄えることによって、
住民のみなさんの「やりたい」を叶えたり、
住民主体のまちづくりの実現に近づけることができます。

おてとも
おてとも
地域では、万能型の方が重宝される傾向があるとされています。

 

教養面

デザイン思考、地域の持続可能性、学問視点のコミュニティデザイン、芸術、コンテンツ史、起業、色彩学、マーケティング、実践学、スタジオ活動、学外活動、学内プロジェクト、オープンキャンパスなど

良質なアウトプットは良質なインプットがなければ出てこない。
その考えのもと、毎日卓上で議論を重ね、情報を集めて仮説を立てる。
そうして、週に一度は地域に訪れ、実践し学びを深めていく。

この繰り返しで、たくさんのことを学んでいきます。

 

スタジオ活動の概要

約1年間、実際に地域に入っての活動です。
一週間に一度、大学から気仙沼に赴き、現地で活動します。

おてとも
おてとも
他大学でいう「ゼミ」のような感じ

スタジオ活動のプロセス

手順1
フィールドワーク、ヒアリング、地域活動への参加
定性、定量的な知識、地域の歴史や風土、住民の特性などについて勉強します。
手順2
キーイシューを定める
たくさんの地域課題がある中で、自分たちの学年ではどこに焦点を当てて活動していくのかをチーム全体で定める
手順3
キーイシューを解決するための仮説検証
ワークショップやイベントを企画したり、地域住民の需要に全力で応えるなどして、キーイシューを解決するためにPDCAを回す。
手順4
住民主体の仕組みをデザインする
僕たちのようなコミュニティデザイナーと呼ばれる人間がいなくなっても自走している組織作りを再現できれば理想的。
手順5
学びの収束
主観と客観によるターゲットの変容とキーイシューを達成できたかどうかの確認をする。

フィールドワーク、ヒアリング、
地域活動への参加などを通した現地調査は
約3ヶ月という長い期間で丁寧に行っています。
住民主導で活動が自走し始める状況をデザインできたら、
コミュニティデザインの理想的なゴールであると言われています。

PDCAサイクルを重ね、そのプロセスで得た知識、
教養、失敗経験、スキルが学生に蓄えられるのです。
場所は宮城県気仙沼市。
県の最北端にあるさんまやカツオの水揚げ量などで有名な地域です。
次回の朝ドラの舞台でもあります。

 

そこで見えた気仙沼の課題
(キーイシュー)

僕たちは、「気仙沼病院の需要過多がwill can needの
全てが交わる点である、と定義しました。

 

病院が常日頃パンク寸前の状態であることによって、
以下の事態が想定されます。

緊急時に病院が機能しなくなる恐れ、
※患者と医者、両者ともに関係が悪くなる恐れ(もうなっている)
※医者→忙しくなる。
 患者→雑に扱われていると感じる。

そのほかにも、病院自体が軽症患者のたまり場になっていたり、
気仙沼市が宮城県で一番、肥満率が高い、地域コミュニティに
健康習慣の実践の環境が少ない、など。

定義

広くいうと、「健康問題」が地域課題であると定義づけています。

仮説

・気仙沼住民一人ひとりの※健康意識改善のための取り組みを行う必要がある
・地域内部に健康習慣を学び、実践するコミュニティができれば理想

※ここでいう健康意識改善とは、
定量データとして肥満率を減らす
1人でも多く自分に合った健康習慣を毎日実践している状況
住民が健康に関する事業(スタジオエール、友の湯など)に
お金を使っても良いと思えるマインドに。
ようするに「健康への取り組みは投資する価値のあるものである」と思わせる。

以上の状況に改善する試みを重ねていけば、
結果的に「気仙沼病院の需要過多」が緩和されるのではないか、

健康活動改善のコミュニティを
地域内にデザインすることを最大目標として
僕たちは活動しています。

アジェンダ

会議で論ずる事項(議題)の表。比喩的に、課題項目。
 「新政策の―を示せ」
▷ agenda

仮説検証のためにこの1年間、
いろいろな試行錯誤に取り組んできました。
以下、ざっくりまとめた学生らの取り組みになります。

・東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科の学生として顔を広げていく
・芋煮会開催
・地域のイベントに参加
・民間でフィットネススタジオを経営している鈴木あい子さんと協働
・青汁かきぞめワークショップ
・動画プロジェクトまでの運び
・おうちでできるフィットネスを動画パッケージ化
・気仙沼のケーブルテレビ「K-NET」に放映してもらう

などなど、チーム全体で横一列になって足掻いてきたのですが、
コロナによって、その足取りも完全にストップしてしまいました。
大学から、よほどのことがない限り、地域活動を控えるようにと。

 

しかし!課題解決を自分たちの力で行うのが
我ら「コミュニティデザイン学科」
ですから、
この自粛期間でもできる地域貢献、研究を実施しようぜ!となり…

気仙沼でフィットネススタジオなどを経営されている方と協働し、
そのフィットネスを動画として発信し続けて、
コロナ禍の健康状況を改善していこう!といった運びに。

 

 

動画で健康プロジェクト

僕たち学生が事業者のニーズに応え、動画をパッケージ化。
この動画を災害公営住宅の方々に見ていただき、
そうして、僕らのキーイシューを改善する手立てとする−。

災害公営住宅に住む主婦がターゲットで、
コロナ禍でも健康意識改善の手立てになれば理想的。
事後アンケートと視聴率を踏まえて、
改善と地域に与えたインパクトについてまとめていきます。

参考 K-NET気仙沼ケーブルネットワーク株式会社HP

目標

・気仙沼スタジオの認知拡大
・スタジオエール の顧客拡大
・気仙沼住民の健康意識改善
・番組内に住民参加の場をつくる

これら4つがこのプロジェクトの目標になっています。
今回のご縁も、ゼミの教員とケーブルテレビの方との繋がりがあって
このようにコロナ禍でも実現できたものです。

僕たちがこの授業を終えるまで、出来る限り継続し、
地域に良い健康サイクルをつくる努力をします。

最後に

最後まで見ていただきありがとうございました!
もう7月に差し掛かりますが、まだコロナの脅威は拭えません。
いまこそ、困難を全員で乗り越え、踏ん張るときだなと、大学生は思います。

僕らが地域に与えられるポジティブな影響はちっぽけではありますが、
一生懸命やることしかできないですし、それこそ学生のベストな選択だと
そう思うので、ぜひとも「気仙沼スタジオ」及び、たかともを
時に厳しく、ときに優しく、応援していただけるとありがたいです。

おてとも
おてとも
大学での詳しい活動内容はこちらから↓
参考 東北芸術工科大学コミュニティデザイン学科気仙沼スタジオ気仙沼スタジオFacebookページ

6月 20, 2020. Created by XMind

 

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