



前回までのあらすじ
今日はたかとも、なにをしていたんだ?


島根県雲南市へ学生インターンされている僕の先輩、川合佑太さんに会いに行ったよ。
昨日の出来事−
雲南市に到着して川合先輩の車に乗り込んだたかとも 。
度重なるヒッチハイクで疲弊していたたかともを連れて川合先輩が向かった先は田舎の一軒家。
家に入るとたくさんの学生が何やら机に向かって一生懸命に何かを書き続けている!



いったいここで何が行われているのか?
田舎の一軒家にこんなに学生が集まって、何か必死になって作業しているのはなんなんだ…?
場所は雲南市久野地区



▼島根県雲南市久野地区についてのサイトはこちらから▼
https://www.city.unnan.shimane.jp/unnan/kurashi/machidukuri/jisyusosiki/area02.html
雲南市の自治体が取り組む「自主組織とは」
自主組織とは
地域が抱える課題。例えば、「1人暮らしの高齢者さんの見守りをどうしよう…」そんな地域に求められるコミュニティ機能を、自分たちで補う仕組みが地域自主組織にはあります。
地域自主組織は、概ね小学校区単位で編成されている住民組織で、自治会・消防団・PTA・老人クラブといった各種団体で構成されており、交流センターを活動拠点として、地域づくり・地域福祉・生涯学習(社会教育)の3本柱の分野を中心に、様々な活動を展開しています。
http://www.co-unnan.jp/ch-otona.php



−雲南市が他の地域と違うのが、8つに分けられた自治体が行政に依存する形ではなく、住民がその役割を担うという取り組みが行われていることです。今回は上の地図の一番下にあります、久野地区の方にお邪魔させていただいています。
雲南情報を一旦挟んだところで…


本題の前におさらい
−ここで一つおさらいがあります。この「日本縦断ヒッチハイクで漢一人旅」の基本ルールとしては
- 頼まれごとには全てYES
- ヒッチハイクで乗せてくださった方の命令一つ必ず聞く
- アポはなるべく前日、人伝てで人にお会いさせていただく
- ヒッチハイクで必ず県を跨がなくてはならない(都市圏は別)
- ヒッチハイクで乗せてくださった方には最大の感謝の気持ちを込めて似顔絵をプレゼントする。
たかともはこのルールを遵守しているんだべ。


市全体が学びの場!「雲南コミュニティキャンパス」
−島根県雲南市の行政の取り組みのひとつ「雲南チャレンジ」



雲南チャレンジの中にも若者チャレンジという分野のものがある。今回たかとも が取材するのが若者チャレンジにおける「雲南コミュニティキャンパス」なのである。
私たちが雲南市でやってみたい!
大学生が雲南市を学びのフィールドとし、フィールドワークやインターンシッププログラムを通じてチャレンジを実施しながら、地域課題を解決する人材へと成長することを目的としたプロジェクトです



どうやら話を聞くに川合先輩はインターン中にこちらのプログラムに参加していたそうです。「久野地区イイトコプロジェクト」というプログラムに参加しているようで…
イイトコプロジェクト
雲南市にある久野地区と田井地区の2地区からプロジェクトの参加を希望することが可能です。様々な大学の学生が各地域に10日間実際に泊り込み、フィールドワークやワークショップ、ディスカッション、ヒアリングを通してそれぞれの地域の「イイトコ」を発見する。そんなプログラムになっています。
僕が訪れた時は10日あるうちの6日目だったので、みなさん結構疲れている様子でしたね。



−参加している学生さんは、地元の島根の大学生や学生Iターンしている川合先輩、そしてなんと天下の東京大学の学生も多く参加していました。
多様性ってまさにこのこと。みなさん疲れてはいたものの、6日間熱く語り協力しあっていたおかげもあってとっても仲が良かった印象がありました。
彼らが眠りにつくのが夜の12時。朝も早く8時前にはすぐに考えるための臨戦態勢を整えておく必要があるのだそうです笑
前日の雲南到着日に久野地区の日本酒をいただきました。
雲南コミュニティキャンパスの参加者の後ろにこそっとついていく形で久野地区にある地域の集会所にお邪魔させていただき、久野地区の日本酒を頂かせてもらうことに。









口当たりはまろやかで後味はキリッとしている日本酒だったね。東大の人がお酒が弱くてほんの少し飲んだだけで顔が真っ赤になっていて楽しかったよ。
「雲南チャレンジ」は3つに分けられています。



−このお酒は木次酒造さんと久野地区の有志の方が協力して作った品物。
地域の人が新しい挑戦をする仕組みがあり、実際に活発に様々なイベントやプロジェクトが生まれていることがとてもすごいことだとたかともは感じた。



ごちそうさまでした!
僕はもう旅立ちます。
かわたさんに聞いてみた!



−車の中で学生Iターンをなさっている川合先輩からたくさんお話をいただきました。あんなことやこんなことをたくさんお話ししていたのですが、その中でも
「学生」という立場でIターンをすることってとっても希少性があるので、その選択に至るまでの川合先輩のなかでいかなる葛藤があったのかを聞くことにしました。
川合先輩:それに関しては最近雲南市の行政の方からインタビューしてもらっているからそっちを見てくれ!



このインタビューで言い切れなかったことってありますか?
川合先輩:移住し始めた当時は、俺は「地域の人になろうとしていた」んだ。
地域に入って変にその土地の人ぶっても地域の人は違和感を覚えるだけだから、
自分はあくまで移住してきた身であることを肝に命じることが大切。
その中で地域のためになることを自分から見つけていく。これもとても大切なことだよね。
久しぶりに川合さんとあってとっても有意義な時間を過ごさせていただきました。雲南コミュニティキャンパス「久野イイトコ発見プロジェクト」に参加なされていたみなさま、先日は突然訪問し、タダメシを食らって即座に帰ってしまって申し訳ございませんでした。またいつか雲南にお邪魔したいと思います。
ということで本日はここまで!明日は出雲→福岡県糸島市の大移動日!!
このたびもとうとう九州突入です。これからどんな人と出会えるのか?!