



前回までのあらすじ
今日はたかとも、なにをしていたんだ?


本日は岡山県の笠岡諸島にある「北木島」にお邪魔してきたよ!
笠岡市笠岡諸島の北木島ってどこ?



▼笠岡諸島の観光ホームページはこちらから▼
https://www.kasaoka-kankou.jp/island/kitagishima
北木島(きたぎしま)
岡山県笠岡市の笠岡諸島に属する、瀬戸内海の有人島。笠岡港から南に約15kmの地点にある。面積:7.50 km2[1]
ウィキペディアより参照
人口:931人(2017年4月1日時点)[1]
高齢化率:68.1%[1]
日本国内の有人島としては小さい部類に入るが、笠岡諸島では最大の島である。島の北側に金風呂(かなふろ)と豊浦、東側に大浦の港があり、港の周辺には集落が形成されている。 島の岩盤は中生代白亜紀の花崗岩[2][3]からなり、島から産出する石材は北木石のブランド名で流通している。
高齢化率スゴイね…。今の島の人たちの現状ってどんな感じなんだろう…。
本題の前におさらい
−ここで一つおさらいがあります。この「日本縦断ヒッチハイクで漢一人旅」の基本ルールとしては
- 頼まれごとには全てYES
- ヒッチハイクで乗せてくださった方の命令一つ必ず聞く
- アポはなるべく前日、人伝てで人にお会いさせていただく
- ヒッチハイクで必ず県を跨がなくてはならない(都市圏は別)
- ヒッチハイクで乗せてくださった方には最大の感謝の気持ちを込めて似顔絵をプレゼントする。
たかともはこのルールを遵守しているんだべ。


NPO法人笠岡島づくり海社の事務所にお邪魔しました。
−たかともは守屋さんに「北木島に行きたい」と申し出たところ、守屋さんはとても親切に港まで出向いてくださり、さらには昼食もご馳走してくださりました。
その際にせっかくということで、港近くにある「島づくり海社」の事務所の方にお邪魔させていただきました。






島づくり「海」社ってどんな会社なんだ〜?!



▼笠岡島づくり海社の公式HPはこちらから▼
NPO法人かさおか島づくり海社
島民の創意工夫と連携強化による、笠岡諸島全体の自立的発展、島民の生活の安定、そして福祉の向上を目的として、地域の公共的役割を担いながら、事業として広く一般にサービスを提供しています。
そのための事務所を、笠岡諸島のほぼ中央に位置し、人口の一番多い北木島に置き、各島の島民から理事を選出し、理事会によって活動の方向付けを行っています。
へえ、行政が全部決めてしまうんじゃなくて、島民が主体になってまちづくりが行われるんだ…。「まち」としては理想的だね。
守屋さんから、笠岡に関するお話を聞いていると、どうやら僕の所属しているコミュニティデザイン学科の創設者である山崎亮氏がスタジオLの事業で笠岡諸島のまちづくりに関わっていたそう。



教科書で勉強したことあるね。この子供笠岡諸島振興計画をみて思い出したよ。
守屋さん曰く、とにかく北木島には子供が少なく、コンビニも信号機もない。
北木中学校はもう直ぐ人が居なすぎて閉校になってしまうそうです。
子供たちは進学の際に本土に渡ってしまう。
ただそう聞くと、魅力がない島であると捉えてしまいます。
しかし、守屋さんは強く北木島をみた方が良いと念を押してくださりました。
その真意を確かめるべくいざ、北木島へ!



一時間ほど波に揺られ…



北木島に到着〜!!
岩が有名なんだよね!ところどころ岩がむき出しになっているところを見るとなんだか力が湧いてくる感じがする。



−吉川さんは5年ほど前に北木島へIターンしてきたそうです。普段は広くデザインやその中でも映像クリエイターとして活躍なされています。
吉川さんからは島に五年住んでみた今の率直な感想などのお話を聞いてみたよ!
吉川さん:家族と島に移住してきたんだけど、子供が小さくて。
職場と家を分けているよ。子供がいるとそっちと遊びたくなってしまってどうしても仕事に手につかなくなってしまうからね。
吉川さんの職場にお邪魔してみた!



−島の端の海岸線沿いにポツンとたつ一軒家。集中が要されるクリエイティブの世界では素晴らしい環境である。



なんか広い居間があるね。
ここでたまに子供たちが集まったり、島に来た学生が泊まったりしているそうだべ。





−吉川さんは「島に住む」ことについて、クリエイティブに集中するためには最高な環境であると語った。
しかし、島独特のルールに気づけず島の人に迷惑をかけてしまうこともしばしばあるそう。島に住んで5年、まだまだ島を知るためには時間がかかると吉川さんは語る。
吉川さん、この島の人ってもっと住民が入ってきてほしいとか思っているんでしょうかね?
吉川さん:そうだね〜。もちろん若い人が島に入ってくるのは望んでいるけど、どちらかというと今の暮らしをいかにしてもっと楽しいものにするかに焦点を当てていると思うよ。
そうなんですね…では島の人たちの様子を見るためにこの島を歩ってきますね。
吉川さん:この島を巡るためには歩きじゃ無理だよ。原付貸してあげるよ!
原付カブに乗って島を駆け巡る
−研究をするのはもちろんですが、何よりたかともは千鳥の大吾が大好きなんです。どうやら千鳥の大悟の家が超ウエルカムらしいので向かってみることに。
吉川さん!千鳥の大悟の家ってどこにありますかね?
結構遠いよ?今16時で最終フェリーが17時ごろだし、大悟の実家までは片道15分以上はかかるよ?
間に合わせるしかないっしょ?!



北木島には原付で島内を暴れ回るジョッキーという男がいたそうで…









無事にたかともは大悟の実家にたどり着くことはできたのか…?!
結果
無理でした泣
正直この旅で一番の後悔かもしれません。帰り際、原付に乗りながらマジ叫び泣きしてました。笑
北木島で感じたこと
−やはりコミュニティデザインが町に関わっているだけあって、島を取り巻く制度を決める際も島民主体で決められていましたし、フェリーの待合室の鍵を閉めるのも住民の方がやられていました。
いかにして、住民の方が自分たちのために動いていくのか、そして次世代の子供達に自分の地域を好きになってもらうのか。これからはそこが重要になってくると吉川さんはおっしゃっていました。
まちづくりの形の最先端をみることができた気がします。人を繋いでくださった守屋さん、島を案内し、お話をしてくださった吉川さん、ありがとうございました!
明日は広島に行ってきます。今回も最後まで見てくださりありがとうございました!